電通大のマイナー第二外国語

ツイートにするには長くなりすぎるのでどこに書こうか迷った結果ブログ記事にします。40分くらいで殴り書いた記事です。ちょこちょこ修正すると思います。

自分は電通大の二外(独語、中国語、露語、仏語、韓国朝鮮語)の中で、マイナーな方に分類される露仏韓の3言語の第一第二(通年2単位×3)を履修しました。
韓については選択韓国朝鮮語(通年2単位)と韓国朝鮮語演習(半期2単位)も履修しました。
成績の標語は仏語第一第二のみ優、他は全て秀です。
一言語しか履修していない人は相対的にその言語や授業を評価することが不可能かと思われるのですが、そこで複数を履修した自分だからこそ信憑性のある情報を提供できると考えています。以下、軽くそれぞれ紹介します。

韓国語(姜先生)

いきなりですが、必修韓国語に関しては自分が履修していた時から先生が変わってしまったので必修の授業に関しては特に言えることはありません。選択と、演習以降を担当している姜先生は変わっていないのでこちらだけ。
韓国語はとにかく文法が簡単です。しかも単語も結構雰囲気的に日本語と近かったりします。
次の文は日本語でどういう意味になると思いますか?勘で大丈夫です。

  • 교과서가 무료다(発音:キョグァソガ ムリョダ)

正解は、「教科書が無料だ」です。日本語の助詞の「~が」は韓国語でも「ガ」、文末の「~だ。」は韓国語でも「ダ」です。(というのは都合の良いパターンのみ紹介したもので、実際は大抵ここまでうまく行きません)

独語と中国語は履修していませんが、上の5言語の中では言語としては最も韓国語が簡単だろうと確信しています。

また、姜先生の授業について。基本的には先生の話を座って聞いてるだけです。政治や韓国の文化などに関する雑談の比重がかなり大きいです。というかほぼ雑談だけで終わったりします。
授業中にいきなり指されて問題の答えを求められたり音読させられたりということはありませんが、演習問題について先に数人指名されて、しばらくしてから各自黒板に書きに行く、ということは結構あります。
ただ、問題は難しいものではなく、時間も十分与えられる上、別に間違えたところで減点されたりするものではないので、授業の緊張感はほとんど無いです。
あとは宿題プリントがたまに課されたり、単語テストが学期に1,2回あったりします。(これについては後述)

成績評価は、期末試験が70%、その他が30%……らしいのですが、体感的には宿題プリントや単語テストがどれだけ評価に加えられているのか怪しいと思っています。
とても褒められたことではないのですが、自分は宿題プリントを半分くらい提出せず、単語テストも1回「0点」を出しながら、期末試験で体感ちょうど9割程度答えて(開示はしてません)秀が来ました。
他の履修者の様子を見ていても、全体的に「思ったより良い評価が来る」感じです。落とした人は見たことが無いです。

きつい点を挙げるなら、最初に全く未知の文字であるハングルを覚えるのは大変かもしれません。でも、頑張って最初の1,2ヶ月ですらすら読めるようになってしまえば後は勝ちルートです。
あと、単語の暗記量はだいぶ多いです。単語カードを用意しましょう。

仏語(坂井先生)

まず始めに、かなりしんどいです。

仏語は言語としても複雑で難しいです。鬼のように活用や不規則動詞が存在します。そしてびっくりするほどハイペースで範囲を進めます。その上、授業もランダムに当ててその場で問題に答えさせられたり、寝てたら減点されたり(これはあくまで噂)、緊張が抜けません。
定期試験も結構難しいです。辞書は持ち込み不可ですが、容赦なく難しめの単語や細かい文法を問うてきます。ちゃんと準備しないと無理。
ここまで言うと散々な評価のようですが、「真面目に二外を勉強したい」という方にはベストだと思います。
坂井先生はスパルタですが、教師としては非常に素晴らしい方です。説明も分かり易いです。
1年間履修して、最も充実感があったのは仏語だったと感じています。

また、新しく文字を覚える必要がほとんど無いという点で導入は楽です。
あと、発音や文法など、様々な点でロジカルに整った言語だと感じます。法則を理解すれば理詰めで頑張れます。理系には向いてるかも。

試験問題はほぼ全て教科書と授業で配布したプリントからそのまま出ます。ここが温情ポイント。もし教科書持ち込めば100点が取れるであろう試験です。

また、評価は決して厳しくないです。落単を本気で確信していた人も可が来たり、優秀な人には秀もちゃんと来ます。

露語(金沢先生)

時間割の関係で自分はこれを再履露語として履修したので、授業の評価はあまり参考にならないかもしれません。悪しからず。

授業の楽さは断トツでした。完全に座ってるだけです。指されたり前に出されたりということは一度もありません。
授業の最初の方はロシアトークが多いです。ロシア語の音楽を聴いたり、アニメのようなものを鑑賞したりという時間も多いです。
言語としてですが、だいぶ簡単です。
「私 家」と単語を並べるだけで「私は家に居ます。」になったり、そのままアクセントを変えるだけで「私は家に居ますか?」にも「家に居るのは私ですか?」にもなったり、結構独特で面白いです。

つまづくとすれば、韓国語同様に新しい文字を覚える必要があります。ハングルよりは英語のアルファベットと近い物が多くて覚えやすいですが。

再履クラスだからかもしれませんが、評価は相当優しかったようです。


以上。